Ichigojam内蔵テレビの製作

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Ichigojamというテレビにつないで使うマイコンが流行っています。 つなぐだけではあるのですが、結構時間がかる。

1.Ichigojamとテレビを黄色いRCAケーブルでつなぐ

2.キーボードをつなぐ

3.テレビの電源を入れる

4.Ichigojamの電源を入れる

結構、時間が掛かる。

そこで、テレビにIchigojamを内蔵してみようと思いました。

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互換機作ろう

まず、Ichigojam互換機を作成しました。

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小型化を図り、純正Ichigojamのおよそ半分のサイズに抑えることができました。

映像出力にRCAではなくステレオミニジャックを採用しました。 音声も同時に出力します。

電源は三端子レギュレータではなく、LEDによる降圧としています。 赤色LEDの順方向電圧は1.8v程度のため、5vの電源に直列に接続すると3.3vに近い電圧が得られます。 動作している間は、常に赤く光っています。 三端子レギュレータでは損失はすべて熱になってしまいますが、LEDならば光にもなります。お得です。 ただし、20mA程度しか流せないので注意が必要です。 明るさで流れている電流がわかるので便利です。 大電流が必要な場合は、赤LEDではなくダイオード3本にします。多くのダイオードは0.6-0.7vの順方向電圧となっているので、 3本を直列にすると、やはり3v程度が得られることになります。

三端子レギュレータは安くないので、この方法はお勧めです。

テレビに組み込もう

この先危険 真似しないでください。もしなにかあっても 筆者は一切の責任を負いません。

高電圧部分に触れないように注意します。 ブラウン管の上側のゴムのようなものに配線がついている部分(アノードキャップ)がもっとも危険です。絶対に触れないようにします。 また、黒いポンプのようなもの(フライバックトランス)も高電圧が掛かっていることがあります。注意します。

f:id:naitsuku:20150906172224j:plain これを、テレビのケースに組み込みます。 電源は、内部にスイッチングACアダプタを内蔵しました。 テレビの基板からとってもよいと思いますが、 とるなら高電圧部分から絶縁されている場所から取るようにしてください。 メッシュのシルク印刷があるとおもいます。その外側が絶縁されている部分です。内側には触れないようにします。

基板は接着剤で固定し、外部入力端子に直接半田付けします。

私はこのとき、音声と映像の配線を間違えてしまいました。しっかり確認すべきです。

無事にいくと、画面にIchigojamの画面が表示されます。 f:id:naitsuku:20150906172518j:plain

追記:作っていて気づいたのですが、ブラウン管テレビを分解するときは、やわらかい椅子の上に置いて作業すると便利です。 繊維が編みこまれていて、格子状に配置されている私の椅子はテレビの分解に最適でした。クッション状の椅子や、キャスタのついた椅子は危険なので、ブラウン管テレビの分解には向かないと思います。 多くのブラウン管は球面のため、床に置くと、ブラウン管の表面が地面に直接当たってしまい、傷つきます。

動画

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