RFモジュレータで家庭内デジアナ変換

この前分解したビデオデッキからRFモジュレータを取り出して、単体で動作するようにしました。 地デジチューナの出力をRFモジュレータにつなぎ、RFモジュレータから出力した信号を余っているアナログテレビに入力してやれば、家庭内デジアナ変換が実現できるというわけです。

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これが、RFモジュレータ。80年代以前のデッキならば大抵ついています。 メイン基板にはんだ付けされていると思うので、取り外します。取り外す際、基板のパターンを追って、ピン配列を確認しておくとよいと思います。 通常は、電源、グランド、映像入力、音声入力の4ピンが出ています。RFの出力は、外側のシールドについています。 アンテナからの入力信号は、RF出力にスルー出力するとともに、側面のRCAジャックからも出力されています。 これはビデオデッキ内のチューナに信号を伝えるためのものです。

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ユニバーサル基板に載せてみました。 RCAジャック、コンデンサもRFモジュレータと同様にビデオデッキから取り外したものです。 5v単電源で動作するようです。ものによっては、12vの電源が必要なものもあると思います。パターンを追って確認してください。 電池4本で動作するようにしてみました。

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地デジチューナからの出力をつないでやります。 外側についたスイッチを、1chもしくは2chにし、アナログテレビとF端子ケーブルでつなぐと、おそらく映像が表示されると思います。

電池駆動なので、じきに電圧が低下してきます。 そうなると、まずは映像がモノクロになります。これはアナログテレビに内蔵されているカラーキラーが働くためです。テレビは、カラー表示がきついと感じたら、容赦なくカラー表示回路を切って、モノクロで表示する仕組みになっています。 徐々に同期が乱れていって、見るに堪えない映像になります。そうなったら素直に電池を交換すべきです。