はてブすごい/ブコメへのお返事

昨日書いたビデオデッキを分解する記事がなぜかはてなブックマークでたくさんブックマークされているようで、うれしい限りです。 アクセスがすごく増えていて、うれしいです。もっとまともな記事を書かねばならぬと思います。

naitsuku.hatenablog.com

以下、ブコメへのお返事

id:mfigure さま

コメントいただきましてありがとうございます。 私の記事に記述が不足している部分があったので、補足いたします。

( > 記号に続く行は、元のコメントから引用させていただいた文です。)

コンデンサは劣化している。抵抗は新品でも安い。

まったくそのとおりです。電解コンデンサは容量が抜けているものが多いと思います。 公称値どおりに使うのは避けたほうがよさそうです。 抵抗は新品でも安いです。1個1円以下で買えます。そのため、わざわざ手間をかけて抜く意味はあまりないと思います。 私は、主要な値の抵抗を買っておいて、あとは基板からはがして使うという方法にしています。 一本は安いのですが、揃えると結構な値段になってしまうので、私はこうしています。

トランジスタ、ICは取り外しの熱で壊れる。

熱を加えすぎると壊れるかもしれません。コテを当てる時間は短くしたほうがよいと思います。 私は極力熱を加えないように心がけて作業しています。 片面基板なのですぐにはがすことができるため、それほどICに損傷はないと考えています。 ただこういった民生用の電子機器の場合、専用ICが多く使われていて、汎用的なICはあまり手に入らないため、そもそもICをはがす意味はあまりないかもしれません。 両面スルホール基板の場合は、熱がかかりすぎ、ICを壊してしまう場合も多いと思われます。 そのような場合、足ごと切り落としてしまう、という方法が、両面テープ配線式電子工作というサイトで紹介されています。

ノウハウノート

今の私の工作方法は、両面テープ配線式電子工作の影響を強く受けています。

トランジスタも外す前から劣化している事が多い。

私もそう思います。そのため、中古のトランジスタは、アナログな増幅回路には使わず、もっぱら単純なスイッチングに使っています。

ハマるとゴミ屋敷化。遊びまでと心得よ。

すでに、ゴミ屋敷化が進行しつつあります。気をつけたいと思います。

劣化している部品が多いので、多用するのは避けたいと思います。アドバイスありがとうございました。

id:shigiryou さま

時間と労力、経年劣化を考慮すると新品が確実だと個人的には思う。部品収集が趣味ならいいかも。

新品が確実だと思います。少しでもお金に余裕があるならば、信頼性の皆無な中古など使わず、新品を使うべきと思います。 私の場合、電子機器を分解して基板を眺め、部品をはがす行為自体がとても楽しいと思うので、続けています。

id:Shinya_131 さま

で電子部品の実装密度(って用語あるのかな?)が低くて驚いた。ここから30年くらいでスマートフォンやらが製造できるようになったのか...

ビデオデッキなどの基板は、片面配線の基板に穴を開けて、部品を乗せ裏面に半田付けするという方法をとっていました。片面だけですむため、コストが安く済みます。ビデオデッキの場合は、据え置きの機器なので、コストが優先なので、実装密度は低めになります。 また、足の間隔は2.54mm(0.1インチ)と決まっているために、これ以上小さくはできません。

同時期のパソコンなどはこれが両面になった基板が使われていて、これは穴の裏表がスルホールというめっきで貫通しており、裏表をフルに使って配線することが可能でした。

現在でも、実装密度が要求されない機器では、当時とほとんどかわらない基板が製造されています。

実装密度をさらに上げるために登場したのが、表面実装という方法で、基板に穴を開けずに、基板の表面に直接ICをつける方法です。 これによって密度を向上させることができました。

そして現在、スマートフォンなどに使われているのが『BGA』という規格で、これは部品の裏に足がたくさんついているために、人間の手では半田付けできません。クリーム半田というペースト状になった半田を事前に基板に塗っておいて、部品を乗せてからオーブンで焼くこと(リフローという)で、半田付けを行います。

説明が下手で申し訳ありませんが、だいたいこんな感じです。

皆様ありがとうございました。 よろしくお願いいたします。